2012年1月・2月の3冊(×2) 本文へジャンプ
今回は、スウェーデン・デンマークに関する本を、特別に6冊ご紹介します。


ケント・エリクソン著/河東田博・古関-ダール瑞穂訳『スウェーデンにおける施設解体と地域生活支援〜解体までを拠り所に〜』、現代書館、2012年


内容

 1年間の研究休暇を終える4月から、新たに「海外福祉事情」という科目を担当する予定です。様々な国の福祉事情について、数人の教員がオムニバスで講義を行うというもの。なぜか留学経験のない私にも、その担当がまわってきました。
 そこで、私が唯一体験談を交えて話せる北欧の福祉について、3回にわたって講義を行うことにしました。といっても、これまでは体験型学習が主なので、北欧の福祉に関する体系的な知識が乏しいことを感じ、とにかく時間がある今のうちに勉強せねばと、自宅や研究室にある古い本に加えて新しい本を購入して読み始めました。
 そこで今回は、これまで読んだ本の中からスウェーデンとデンマークに関する興味深い本を、各3冊ずつご紹介します。まずはスウェーデンから。

 この本は、ウプサラ大学教育学研究科研究員で脱施設化・地域生活支援研究に携わるケント・エリクソン氏の博士論文を翻訳したものです。
 1900年代の初めに、カールスルンドという名前の施設が建設され、何百人もの知的しょうがいのある人達が生活する大規模施設に発展します。1970年代になり、全国で建設されてきた成人入所施設の閉鎖・解体が布告され、徐々に入所者が地域に移行し、1980年代末に入所施設は閉鎖・解体されることとなりました。この本では、カールスルンドの解体までの道筋を、法律の推移やノーマライゼーション原理との関わり、退所者の地域生活支援サービスに関する実態調査等々から浮き彫りにしています。
 スウェーデンでは入所施設が解体されているという事実は知っていても、その経緯を知らなかった私にとって、新鮮で興味深い1冊でした。また、博士論文だからと小難しい話が述べられているのではなく、地道な検証や実証研究の積み重ねから構成されており、読み物としても読みやすかったです。
 まさか、日本にいる障害者福祉の研究者でもない人間が、自分の博士論文を読んで感銘を受けているなんて、天国のケント氏も思ってもみないでしょうね。


目次

第1章 入所施設の展開と閉鎖・解体:課題の整理

第2章 入所施設支援から地域生活支援への移行へ

第3章 福祉社会におけるしょうがいのある人たち

第4章 入所施設退所者に対する地域生活支援サービス

第5章 入所施設閉鎖・解体が対象者に与えた影響:実際的研究の概要

第6章 横断的研究

第7章 縦断的研究

第8章 追跡研究

第9章 地域生活者の地域参加

第10章 二つの伝統的支援の間に見られた移行



 河本佳子著『スウェーデンのスヌーズレン』、新評社、2003年


内容

 スウェーデンに行ってスヌーズレンに出合ってから、何度も何度も本屋で見かけては買おうかどうしようか迷ったあげく、今まで買わずにきてしまったのがこの本です。ようやく重い腰を上げ、今回、購入・読了となりました。
 スヌーズレンとは、「すべての感覚を統合させるために適度の刺激を与え、楽しみながら感覚を自分のものにしていくプロセスのこと」(p.32)です。ホームページに掲載した写真を見ながらイメージしてください。
 スウェーデンの「ハビリテーリングセンター」で働く作業療法士の河本さんは、センター内にスヌーズレンの部屋を作ります。その経緯や、実際の部屋の様子、別の施設で行われるスヌーズレンの紹介などがなされています。
 面白かったのは、河本さんが考える日本的なスヌーズレンの提案(p.170〜)で、凧やお茶、風鈴、万華鏡、伝承遊びで使う玩具などがリストアップされています。
 また、スヌーズレンの問題点についても客観的に述べている点(p.182〜)は、スヌーズレンを広めたいという河本さんの熱意と誠意の現れではないかと感じました。


目次

第1章 スヌーズレンの歴史とその背景

第2章 スヌーズレンとはどういうものか

第3章 スヌーズレンの利用実例

第4章 スウェーデン国内にあるスヌーズレンの紹介

第5章 スヌーズレンをつくる―Q&Aと問題点




ビヤネール多美子著『スウェーデンにみる「超高齢社会」の行方〜義母の看取りからみえてきた福祉〜』、ミネルヴァ書房、2011年


内容
 
 さて障害をもつ人の福祉から高齢者の福祉へ目を転じたいと思います。
 この本では、認知症のスウェーデン人の義母が、自宅から高齢者住宅に移り、入院し、亡くなるまでの過程が、息子の妻である多美子さんの視点から描かれています。
 読後感は、どこの国でも認知症高齢者の介護は一筋縄ではいかないこと、いくら福祉制度が整っているといっても、個人の不満や要望はいくらでも出てくるのだな、ということでした。そして、もう20年近く前に亡くなった認知症の祖母の介護も、やはり大変だったことを思い出しました。
 でも日本と明らかに違うのは、スウェーデンの高齢者は自己決定権が法律で定められており、最後まで自分の納得のいく生活を送り続けられるシステムができていることです。「義母は子どもが三人、孫は九人もいる。だれかしらが電話をしたり、訪ねたりしている。でも体が弱くなったからといって彼女が子ども家族と同居するということは話題にものぼらない。従って義母が頼るのは子どもでなはく社会ということになる。」(p.9)。子どもとの同居は初めから選択肢に入っていないのが普通なのです。
 とかくスウェーデン・モデルという政策レベルでの「豊かな福祉制度」が紹介されがちですが、それだけでは浮き彫りにならない、その国に住み福祉を活用した内側からの実感が綴られたこの本を、共感しながら読みました。


目次

まえがき

 I 義母の「老い」と「死」

1章 ひとり住まい
   義母の願い
   万聖節の墓地
   孤独な生活は認知症になりやすい

2章 引越し
   高齢者住宅を見学
   八十四歳の引越し
   あれもこれももっていきたい

3章 新しい住まい
   ノーベル夫人
   疑心暗鬼の義母
   サービスハウス住人の超高齢化
   引越しはこりごり
   長い順番待ち

4章 だれに投票したらいいの?
   嫁は外野席で
   今の福祉に満足しているの?

5章 カメリヤ夫人の変身
   誕生パーティーでの活躍
   今日のよき日を祝して
   悪口雑言の日々

6章 この頃の病院ときたら……
   義母を見舞う
   “治療済み”にしたがる病院
   指揮者に欠ける

7章 「だれも聞いてくれない」――高齢者オンブズマンの報告
   高齢者が共有する問題
   高齢者オンブズマンは助っ人
   高齢者福祉のインスペクターたち

8章 義母の末期
   お墓はどこ?
   これ以上の治療はできない
   移民の街テンスタへ

9章 お葬式,そして……
   お葬式は帰国後に
   義妹の活躍
   土にかえる
   こんなお葬式がしてほしかった
   女たちが共有した痛み

 U 認知症について

10章 世界をリードするアルツハイマー病研究
   認知症研究はまだまだ表面をこすったようなもの
   発病を引き伸ばせれば医療介護コストは半減
   チームワークの仕事

11章 アルツハイマー病は遺伝?
   遺伝と環境
   健康的な生活は発病を遅らせる

12章 気功とダンスセラピー
   認知症に気功
   “スペイン森のナメクジ”とビール
   コミュニケーションとしてのダンス
   運動が認知症を少なくする?

13章 絵とダンスと恋人と――認知症画家ルーネさんの生き方
   故郷に戻る
   数字を避けてください
   絵とダンスと恋人と

14章 ちょっと変ったスウェーデンの音楽療法
   介護に音楽を
   脳機能回復音楽療法

15章 パパが? ママが? 若年認知症?
   ネットワーク「若い家族」
   若い家族の声
   若年認知症患者のための最初のデイ活動
   「ロダ・ヒューセット」を訪ねて

16章 認知症の人たちのための看護介護住宅
   すべてを事前に計画
   患者のすべてを奪うことはできない
   グループ住宅を閉じた

 V 「福祉」と向き合う

17章 神様の贈り物
   人間相手の仕事なのに
   中高年からの出発
   若者が逃げる介護職
   大学生が中学生を福祉に勧誘!
   介護の仕事は移民なしでは成り立たない
   昔と違うヘルパーの労働条件
   “毎日が同じということがない”

18章 利用者と介護者のための福祉機器展
   美味しいたんぽぽ
   楽しい展示会での散歩
   洗練された福祉機器展

19章 セラピーとリハビリの庭園
   死はありふれた友だちであるべきだわ
   庭が五感を刺激する
   視覚障害者も杖なしで歩く
   自然の治癒力
   国内最大の「五感と記憶の公園」がオープン

20章 八十二歳の挑戦
   あちこちの高齢者住宅を見て回る
   男やもめの豪華な晩餐

21章 多文化社会の高齢者福祉
   スウェーデンの文化を共有するオーランド
   歌を歌って元気に
   異国で老いる
   日本人が立ちあげたシルバー会
   言語でグループ分け

22章 高齢者介護における性について――セラピストの話
   扱いにくい性の問題
   愛と知識とユーモアをもって
   職員教育の必要性
   相手を尊重することが大切

23章 人と人がかかわってこそ,福祉がある
   日本から研修者を迎える
   「今日もよい日」をお手伝い

24章 人生末期のケア
   義父の末期
   ある看護師の「人生末期のケア」
   静かな音楽が流れる中で手を握って
   緩和ケアのパイオニア

 W 人はどう生き,いかに老いるのか

25章 定年後どう生きる?
   “心のふるさと”ダーラナ
   定年後選んだ道
   これまで夢見たことを実現
   高齢者のための国民高等学校
   生活を楽しむ
   外国人ジャーナリストたちはこう見る
   年金生活者になるにあたっての心得

26章 幸せでいたいなら庭をもとう
   不死鳥マリアンヌ逝く
   市内のオアシス
   菜園をもつことの幸せ
   遺書を残す

27章 フィンランドの画家とスウェーデン在住の日本人建築家
   日本旅行の思い出
   毅然と生きる北欧の友
   仕事と趣味が一致

28章 タイに進出したシニア住宅
   昔の江ノ島のような海岸
   そこはもう熱帯のスウェーデン
   現地の人の医療はどうなるの?

29章 ホモセクシュアルの人たちの老後
   パートナーシップの最初のカップル
   ゲイの高齢者住宅をめざして
   同性愛者の介護支援、英国のユニークな活動
   性は人生の一部

終章 これからどうするのか? そして将来は?
   (1)予 想
   (2)介護は?
   (3)住宅は?
   (4)在宅で元気に生きるために
   (5)EUと,日本と
   (6)おわりに

あとがきにかえて
索 引



鈴木優美著『デンマークの光と影〜福祉社会とネオリベラリズム〜』、リベルタ出版、2010年


内容

 次はデンマークについてです。スウェーデンの本は各論的でしたが、デンマークの本は総論的な本を紹介します。
 一押しのこの本は、やはりデンマークに留学中の鈴木さんの視点から見たデンマークの光と影を描いています。20年以上前に初めてスウェーデンを訪れた私は、ひたすら目の前に広がる光景を「夢の国」のように光の部分のみを捉えていました。それが何度か訪問するにつれ、だんだんと影の部分も見えてくるようになり、私達と変わらない人間のサガがその国にもあることを知りました。それと同じように、デンマークにいれば、当然影の部分も見えるのでしょう。
 特に興味をひかれたのは、「第2章 個人の意思尊重の代償」です。デンマークには当人の意思尊重という鉄則があります。「デンマークにおける意思の尊重は、『本人がそうしたいなら、別に私として意見を挟むところでもないから、そうしよう』という放任主義に支えられている。つまり、より経験や知識のある者がこのままではよくない結果を招くとわかっている場合にも、それを諫めることなく、『本人の意思』と放置しているケースが多い。」(p.78)→そういえば、短いデンマーク滞在中に思い当たることがありますね。そして、意思尊重の帰結が、肥満・アルコール・薬物による障害、うつ病、暴力事件といった人間の弱さを表出するような問題群を生み出しているのではないか、と筆者は述べます。
 さらに筆者は、様々な局面において新自由主義の波が押し寄せており、数十年前と同じ北欧スタイルではないことも指摘しています。
 「北欧諸国」と一括りには論じれないこと、ましてや「福祉先進国」と歴史の流れを無視して一言では語れないことを感じた1冊でした。
 

目次

序 章 福祉国家から福祉社会へ

第1章 無料の代償
「高福祉」を支える税制度
教育制度の変容─「国際競争力」の名のもとに
揺れる医療制度

第2章 個人の意思尊重の代償
肥満との闘い
アルコール・薬物濫用と精神疾患
ドロップアウトする若者たち

第3章 寛大な福祉給付の条件
失業対策
年金制度

第4章 選別される外国人
移民政策と国内の反発
「テロとの闘い」と「自由」のはざまで

第5章 フレキシキュリティの陰
社会民主主義の変容
労働組合とストライキ


千葉忠夫著『格差と貧困のないデンマーク〜世界一幸福な国の人づくり〜』、PHP新書、2011年


内容

 とはいえ、やはりデンマークという国から学ぶべき点は沢山あります。若い頃、単身でデンマークに渡り、現在は日欧文化交流学院の校長であり、バンクミケルセン記念財団理事長でもある、千葉忠夫先生の本からはデンマークの教育に関する素晴らしい面が伝わってきます。
 例えば、デンマークで教師になるには教育大学の卒業が必要ですが、ストレートで教育大学に進学する人は20%で、あとの約80%は他の職業に就いたり、外国に旅行したり、違う大学に通ったりするという経験を積んでから教育大学に入学します。そのため、27歳くらいでようやく教師になれるのです(p.69)。つまり、大人になってから子どもの教育にあたるのです。
 また、日本での小学校・中学校にあたる9年間の前後には、0年生、10年生という制度があり、小学校や高校に進むにあたっての準備教育が受けられます(pp.80-91)。こんなふうに、人を育てる仕組みが日本よりもゆとりがある面は『いいなぁ〜』と感じます。
 私はデンマークで千葉先生にお世話になったときに、先生のおおらかで包み込むような人柄に、大いに感銘を受けました。そして、千葉先生がデンマークで頑張っていらっしゃる姿をみて、自分は日本でやれることをやらなければと感じたものです。

 
目次

第1章 格差がない理由

第2章 実力社会と学歴社会

第3章 デンマークの教育制度

第4章 社会が求める人物像

第5章 意思表示と自己決定の学び方

第6章 親が家庭でするべき教育


野村武夫著『「生活大国」デンマークの福祉政策〜ウェルビーイングが育つ条件〜』、ミネルヴァ書房、2010年


内容

 この本は、以前紹介した野村先生が書かれた『ノーマライゼーションが生まれた国・デンマーク』(ミネルヴァ書房、2004年)の続編にあたります。2004年以降の新たな動向をふまえて、構成されています。デンマークの総合的な福祉制度について学ぶには、適した1冊です。
 特にこの時期に心に響いたのは、デンマークでは1985年3月に議会が原子力に依存しない公共エネルギー政策に関する法案を可決し、デンマークは原発を放棄することになったこと。この決定はチェルノブイリ原発事故の1年前にあたること(p.152)が述べられている点です。
 またこの本では、野村先生が考えられたデンマークの市民社会の構造の概念図が載っており(p.225)、民主主義(政治・社会理念)、北欧モデル(政策理念)、社会連帯(実践理念)という、似ているけれども異なる3つの概念の関係性が整理されており、わかりやすかったです。
 昨年の夏にはフィンランドとスウェーデンに行ったのですが、また、おおらかなデンマークにも足を運びたくなりました。


目次

はじめに

第1章 デンマークという国

 1) 国の概況
 2) 歴史―福祉国家への軌跡
 3)「暮らしやすさ」世界一を達成

第2章 社会保障制度の実情

 1)国民年金制度
 2)早期年金(障がい者年金)
 3)公的扶助
 4)失業保険、早期退職手当金、労働災害保険など

第3章 柔軟な労働市場と雇用政策――フレキシキュリティ政策

 1)労働市場の特徴
 2)失業中の所得保障と積極的労働市場政策
 3)若年失業者に対する職業訓練
 4)フレキシキュリティ政策

第4章 高齢者福祉の概要

 1)高齢者のとらえ方の変化
 2)高齢者福祉の三原則
 3)三原則はどのように生かされているか
 4)在宅生活を支えるサービス
 5)施設という概念の撤廃
 6)統合型ケア
 7)高齢者委員会
 8)介護専門職の養成

第5章 高齢者の住宅政策

 1)プライイェム新設禁止の意味
 2)高齢者の住居形態
 3)高齢者の居住形態の動向
 4)新しい住居形態の高齢者共同住宅
 5)住宅政策に不可欠な人間本位の視点

第6章 障がい者福祉の概要

 1)デンマークの障がい者福祉の歴史
 2)障がいの概念と障がい者政策
 3)障がい者政策の原則
 4)在宅生活支援の制度
 5)自治体の在宅障がい者への支援−−ノードフュン県ソナスーの場合
 6)雇用および就労支援
 7)精神障がい者福祉の歴史と地域精神医療

第7章 医 療――とくに家庭医制度
 
 1)医療・保健行政
 2)家庭医制度
 3)歯科医療
 4)患者の自己決定を尊重
 5)自宅で看取る−−在宅看取り支援制度
 6)入院患者の9割が治療サービスに満足

第8章 女性の社会進出

 1)進出の社会的背景
 2)女性の社会進出の歴史
 3)ジェンダー・エンパワメント指数(GEM)からみた女性の地位
 4)子育て支援の取り組み
 5)出産・育児休暇制度

第9章 温暖化防止対策と再生可能エネルギーの開発利用

 1)原発計画放棄と再生可能エネルギーへの転換
 2)地球温暖化防止への挑戦
 3)炭素税の導入
 4)無限の資源、風をエネルギーに−−風力発電
 5)普及を支える風力電気の買い取り義務制度
 6)廃棄物処理にも高い税金

第10章 グルントヴィの教育理念とその実践――市民社会発展の原動力として

 1)デンマーク市民社会の発展を築いた教育の意義
 2)グルントヴィについて――その生涯
 3)国民高等学校の誕生とデンマーク社会への貢献
 4)グルントヴィの教育思想
 5)相互作用とその教育的意義−−グルントヴィと糸賀一雄の共通点
 6)人格共同体の形成

第11章 民主主義をはぐくむ教育

 1)学校で民主主義を体得する
 2)デンマークの教育制度
 3)点数で評価しない−−国民学校
 4)いじめはほとんどない
 5)教育現場の新しい悩み
 6)「生きている図書館」(Living Library)
 7)社会保障としての教育

第12章 社会発展の基礎要因と市民社会の構造

 1)基礎要因
 2)北欧モデル
 3)民主主義の発展と定着
 4)ノーマライゼーション
 5)自由と多様性の尊重
 6)連帯と共生
 7)市民社会の構造

第13章 ウェルビーイング社会のための条件

 1)ウェルビーイングの概念
 2)ウェルビーイング社会の指標
 3)ウェルビーイングの観点からみた日本の現状
 4)ウェルビーイングの4つの構成要素

あとがき

デンマーク略年表

事項索引/人名索引





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2012年3月・4月の3冊ヘ