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何はさておき、美味しい物を食べてエネルギーを蓄えてから、
ストックホルムの町に出かけましょう!



 2回目と3回目の旅行の際に泊まったペンションの朝食です。サンドイッチ、ヨーグルト、コーヒー、ジュースの組み合わせ。毎日この朝食で少し飽きた頃には、近くのパン屋さんで焼きたてのパンを買って食べていました。
 スウェーデンの朝食は「コールドミート」。つまり、包丁を使って調理した暖かいものは食べない習慣です。
 4回目の旅行の際には、ホテルのバイキングでした。パンにキュウリとトマト、何種類かのハム、チーズ、そして飲み物です。オープンサンドにして食べました。ドレッシングではなく塩しか置いてなかったので、スーパーで瓶詰めマヨネーズを買って使っていました。
 一番美味しかったのはコーヒーかもしれません。独特のコクとテイストがあるのです。

 ランチはいつも豪華でした。メインデッシュに生野菜、パンに飲み物が定番です。ヨーロッパは生野菜が食べられないのではないかと思っていましたが、どのレストランに行っても生野菜が食べ放題。日本ではあまり食べないビーツの酢漬けや様々な豆類も豊富にありました。
 メインデッシュの定番は、肉団子です。クリームソースで煮込んであり、木いちごのジャムをつけて食べるのです。これがまた美味しいこと!!日本でこの味を再現しようと思い、スーパーで出来合いの肉団子を買ってきたものの、全く味が違ってガッカリしたことがありました。が、イケアに行ったら売っていました。
 メインデッシュに食べきれないほどのジャガイモが添えてあることもあります。
 そして、なんといってもセットの飲み物のなかに、低アルコールビールがあるのです。私はここぞとばかり、毎回、ビールを飲んでいました。
 左の写真は煮込みハンバーグ、真ん中の写真はビーフの煮込み、右の写真は魚フライのセットです。スウェーデンの人は、朝夜よりも、昼食をしっかり食べるのだそうです。





 デザートで食べたいのは、ノーベル賞受賞式の晩餐会で出されるのと同じアイスクリームです。ガムラ・スタン(旧市街)の岡の上にある、ノーベル博物館のカフェで食べることができます。
 ちなみに、このカフェの椅子の座面裏にはノーベル賞受賞者のサインが書いてあり、日本人では湯川さんや白川さんなどのサインを見つけることが出来ました。
 また、博物館のショップでは各種の土産物を売っており、そこで買ってきたノーベル賞の各賞をモチーフとしたキーホルダーを、昨年度頑張って卒論を書いた学生たちにあげました。ノーベル賞受賞は無理かもしれないけど、志を高く持って進んでいこうという励ましの意味がこもっています。

 スウェーデンのディナーといえば、なんといってもスモーガスボードです。日本ではバイキング料理として知られています。しかし、残念ながら1枚も写真がないので、いつもスウェーデンでの最後の夜に行く、グランド・ホテル(日本でいれば帝国ホテルのような格付け)からみた夕景写真を載せました。目の前の湖のむこうに沈む夕日を見ながら、オレンジ、水色、そして漆黒に移り変わる景色は見ていて飽きることがありません。
 スモーガスボードは、ニシンの酢漬け、ハムなどの冷たい料理から始まり、スープ、温かいメインディッシュ、デザート、コーヒーと続きます。何度もお料理を取ってくるのが良いとされ、かならずその都度お皿を変えるようにします。
 いつも旅行の最後に、このグランド・ホテルで旅行メンバーと晩餐会を行い、旅の思い出を語り合うとき、とても満たされた気持ちになります。
 ちなみに、日本でスモーガスボードが食べたくなったら、赤坂見附の東急エクセルホテル1階にあるレストラン「Stockholm」に行くことにしています。ここでは、遠く離れた大好きなストックホルムにいるような幸せな気分になれるのです。
 


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